セブ留学 物の価値~カミソリを借りて使いますか?
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こんにちは、tabizuma(タビズマ)です。
セブ留学での授業では、時々テキストを外れて、フリートークで盛り上がる時があります。
生徒は日本人、先生はフィリピン人。
20代女性のティーチャーが多いので、話は自然とガールズトークに。
好きな男性の話やファッション、メイクの話にも。
カミソリの話
ある女性ティーチャーとの授業中、眉毛はどう整えているのか?
と質問されました。
セブ滞在中は、眉剃り用の小さなカミソリを使っていたので
「カミソリで剃ってるよ」と答えました。
「えー?危なくない?」と驚くティーチャー。
私:「危なくないよ。眉用で小さいし、安全ガードも付いているから」
ティーチャー:「何それ?フィリピンには、そんなカミソリ売ってないよ。明日、見せて」
翌日、その小さなカミソリを見せたところ、ティーチャーはすんごい感動。
そして
「明日返すから、一晩貸して」
フィリピンで捨てるつもりで持ってきた、日本で散々使っていたカミソリです。
お世辞にもキレイではないカミソリ。
見せるだけでも、ちょっと躊躇するカミソリ。
「それを貸してほしい」というフィリピン人。
セブ滞在が残り数日だったので、「あげるよ!」って言ったら、とても喜んでくれました。
「こんな素晴らしいカミソリ、フィリピンでは絶対手に入らない」と。
その翌日、眉用カミソリで整えた眉毛を見せてくれました。
日本人にとっては不要な物
セブ生活が終わり、必要のない物は捨てて帰るのが日本人です。
カミソリの一件があったので、持ち帰らない物はまとめて、見送りに来てくれたティーチャーに渡しました。
「使えたら使って。不要な物は捨ててね!(または売ってね!)」
Tシャツの話
寝巻き用にと日本で300円で購入したペラペラなTシャツも、持ち帰るつもりはありません。
後日、そのティーチャーから一枚の写真が。
私:「そのTシャツ、あなたには大きすぎると思っていたけど、ぴったりだね」
ティーチャー:「サイズを直したんだ」
水筒の話
もう、10年くらい使ったでしょうか。
象印の350mlの魔法瓶。
冷たい物も温かい物も中の温度が変わらないので、重宝していたのですが、なんせ古い。
内側も外側もはがれて来ています。
最後にセブ留学で使って、これも日本に持ち帰るつもりはありません。
後日送られてきた写真では、この魔法瓶も使ってくれていました。
暑いセブでは、冷たいドリンクを冷たいまま持ち歩けるところを気に入ってくれているようです。
まとめ
日本では低価格で簡単に手に入る物が、フィリピン人には見たこともないような憧れの品だったりすることがあります。
また、フィリピン人は家族・友人をとても大切に考えます。
貧しいからではなく、大切な友人が使っていた思い出の品という想いで使ってくれているのかもしれません。
断捨離ブームで簡単に物を捨ててしまうことが、正しい生活になりつつある日本人。
日本人って、恵まれているんだな。と改めて感じた5週間でした。